ケトジェニックからローファットに切り替えたら体重が増える理由とは?

広告 このコンテンツには広告を含む場合があります。

ダイエットは単なる体重の問題以上に、生活習慣の変化と健康的な身体への道筋を示す旅です。

その旅の中で、私たちは多くの選択肢を見つけ、それぞれが提供する特有の利点と挑戦を考慮に入れます。そして、それらの選択肢の中で最も人気のあるものの一つがケトジェニックダイエットとローファットダイエットです。

これらはダイエットの世界でしっかりと根付いたアプローチであり、それぞれが特異な方法で体重管理と健康の改善を目指します。

アイランドふみ

どちらが良いかは永遠のテーマ

本記事では、ケトジェニックダイエットとローファットダイエットの各々が提供するメリットを理解し、これらを交互に実行することで最大の効果を得る方法を探求します。さらに、一方から他方への切り替え時に見られる可能性のある一時的な体重増加についても説明し、その原因と対処法について解説します。

目次

ケトジェニックとローファット:それぞれのメリットと効果

ケトジェニックとローファットにはそれぞれメリット、デメリットがあります。また、どちらの方が効果があるか、どちらの方が自分にあっているかを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ケトジェニックとローファットの基本的な違い

まず、「ケトジェニックとローファットの基本的な違い」について解説しましょう。

ケトジェニックダイエットは、炭水化物の摂取を極端に減らすことで、体の脂肪を主なエネルギー源として切り替えることができます。(これをケトーシス状態という)これにより、直接的な体脂肪の減少が期待できます。

糖質制限 痩せる ケトジェニック 仕組み
ケトジェニック(超糖質制限)で痩せる仕組み

一方、ローファットダイエットは、食事からの脂質摂取を制限し、総カロリーを低く保つことで体重を落とす手法です。主に低カロリー食品の摂取や適度な運動が推奨されます。

ローファットダイエット カロリー 収支 バランス

それぞれのダイエット方法のメリット・デメリットを紹介します。

ケトジェニックダイエット

メリットデメリット
体脂肪が多い人に結果が出やすい
効果が早い
血糖値の安定化
腹持ちがいい
食費が高い
お腹を下しやすい
甘いものが食べれない
体臭が臭くなる
ケトーシスになるまで、体がだるくなる
体の負担が大きい
ケトジェニックのメリット・デメリット

ローファットダイエット

メリットデメリット
食事の自由度
バランスの良い栄養摂取
手軽に始められる
満足感の欠如
筋肉量の減少の可能性
低脂質食品の選択が必要
ケトジェニックのメリット・デメリット

どちらの方法も適切に実施すれば結果は出ますが、個々のライフスタイル、体質、目標により最適な方法は異なります。その違いを理解し、自分に最適なダイエット法を選びましょう。

ダイエット効果:ケトジェニックとローファットの比較

「ダイエット効果:ケトジェニックとローファットの比較」について紹介します。ケトジェニックとローファットのどちらのダイエット方法が最も効果的なのか、というテーマはしばしば熱い議論の焦点となります。

結果から言いますと、どちらも大きなダイエット効果に違いはありません。

いくつかの研究論文を紹介します。

ローファットとケトジェニックのダイエット比較結果①
  • 重度肥満の被験者が低炭水化物ダイエットと低脂肪ダイエットを比較
  • 6ヶ月間の研究期間で、低炭水化物ダイエットの方が体重減少が大きい
  • 1年後にはその差は体重減少の差はなくなっていた

引用の研究論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12761365/

ローファットとケトジェニックのダイエット比較結果②
  • 低脂肪食と低炭水化物食が体重変化にどのような影響があるか調査
  • 参加者は、18-50歳でBMIが28-40の609名の成人(糖尿病患者なし)
  • 12か月後の体重変化は、低脂肪食では-5.3 kg、低炭水化物食では-6.0 kg

引用の研究論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29466592/

ローファットとケトジェニックのダイエットの体重変化
  • 過体重(BMI 25~29)または肥満(30以上)の成人(18歳以上)から調査
  • 21,942人の患者を対象とした121件の試験から分析
  • 6か月後、低炭水化物は4.63kg、低脂肪食は4.37kgの体重減少と血圧低下に同様の効果を示した。

引用の研究論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32238384/

短期的にはケトジェニックの方が痩せやすい研究結果がありますが、長期的にはどちらも効果は変わらないことがわかります。

ケトジェニックかローファットを選ぶかは個々のライフスタイルを考慮して、自分自身に合ったダイエット方法を選択することが大事になってきます。

どちらが向いている?ケトジェニックとローファットの適性

ケトジェニックとローファット、どちらに自分が向いているかを紹介します。恐らく一番気になるのは、体質的にどちらが向いているかだと思います。

先ほど紹介したローファットとケトジェニックのダイエット比較結果②の内容にある結果がわかっています。

ローファットとケトジェニックのダイエット比較結果②
  • 遺伝子型やインスリン分泌のパターンが減量に対する食事の効果に関連しているという有意な証拠は見つからなかったため、遺伝子型やインスリン分泌パターンに基づいて、どの食事が最も効果的なダイエット法であるかを決定することはできないと結論

引用の研究論文

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29466592/

この論文からわかることから、体質的にケトジェニックとローファットがどちらが向いているかわからないというのが現状です。

やはり、ケトジェニックとローファットを選択するには自分のライフスタイルに合った方を選ぶしかありません。

簡単に選択肢を作ったので、参考にしてみてください。

早く体重を落としたい

ケトジェニック(但し、長期的に見れば結果は同等)

食費にお金を掛けれない

ローファット

甘いものをやめれない

ローファット

空腹が耐えれない

ケトジェニック

長期的に健康的な食事をしたい

ローファット

これらの選択肢から、自分にあった方のダイエットを選んでみてください。

また、とりあえずケトジェニック、ローファットどちらもやってみて、自分の体の反応に良い方を選ぶのも一つの手です。

ケトジェニックダイエットとローファットダイエット:どちらが先?

長期的にダイエットを行うのであれば、ケトジェニックとローファットを交互に行うとより効果があります。ここでは、ケトジェニックとローファットをまず、どちらを行えばいいのか、切り替える時に注意するべき点について紹介しています。

ローファット、ケトジェニックの理想的な順序とは?

結論から言いますと、ローファットからケトジェニックの順番が一般的です。

山本義徳先生曰く、この動画でローファットからケトジェニックの順番の方が結果が良いという研究結果があるみたいです。(その研究論文は見つけることができませんでした…)

また、この動画で、ローファットからケトジェニックの順番の方がいい理由をいくつかあげています。

ローファットからケトジェニックの順番が良い理由
  • 血流が悪いとケトが出にくい(ローファット時にトレーニングで血流を良くする)
  • ローファット時にしっかりタンパク質摂取することで、消化酵素を出るようにし、ケトジェニック時に対応できるようにしておく。

他の筋トレYouTuberもローファットからケトジェニックの順番で行っている方が多いです。(むしろそんな方しか見たことない)

交互にダイエットを行う時はローファットからケトジェニックで、ダイエットを進めてみましょう。

ローファット、ケトジェニックそれぞれの切り替え方法

ローファットからケトジェニック、又はケトジェニックからローファットに切替時には、それぞれ気をつけなければならないことがあります。

ローファットからケトジェニックの場合
  • すぐにケトーシス状態になるように限りなく糖質を0gに近づけること
ケトジェニックからローファットの場合
  • 糖質を摂取時に血糖の急上昇に気をつけること

特にケトジェニックからローファットは気をつけなければなりません。特に血糖の急上昇は、血管を傷付け、動脈硬化を引き起こす要因となるからです

そのためにも、糖質を少しずつ摂取することや低GI食品を取り入れることで、血糖値を緩やかにすることができます。

オススメの糖質摂取に関しては、こちらをご覧ください。

ダイエット効果、健康状態を保つためにもそれぞれの切り替えポイントをしっかり抑えましょう。

切り替えるタイミング:ケトジェニックとローファットの選択

どちらも体重の落ちが悪くなれば、ローファットもしくはケトジェニックに切り替えても大丈夫です。

体重の落ちが悪化する原因の一つにホメオスタシス(恒常性)による、代謝の悪化が考えられます。

ダイエットが停滞する理由
ダイエットが停滞する仕組み

また、代謝が落ちる前に一か月ごとにダイエット方法を変えるのも一つの手です。

以上のことから、ダイエット方法を切り替えは、ホメオスタシスによる体重悪化がタイミングと言えます。

ダイエットは長期戦。ローファットとケトジェニックの切り替えをうまく活用し、健康と美を維持しましょう。各切り替えは注意深く行うことが鍵となります。

ケトジェニックからローファット切り替え時の体重増加:なぜ起こる?

さて、ダイエット方法を変えることで、効果があると言いましたが、ケトジェニックからローファット切替時に起こるのが体重増加。

実際に私もケトジェニックからローファットに切り替えた時に体重増加が起きています。

なぜ、体重増加が起こるのか、原因と対処法について解説します

ケトジェニックからローファット切替時の体重増加の原因

ケトジェニックからローファットに切り替えた時に体重が増える原因として、糖質を取り入れたことが言えます。

ケトジェニック中は糖質をカットしているため、糖質からエネルギー源に変化するグリコーゲンもありません。

ローファットに切り替えると糖質をとるため、グリコーゲンが蓄え、このグリコーゲン1gに対して3gの水分を引き込むため一時的に体重が増える現象がおきます

ローファット時に体重が位置的に増える理由

ケトジェニックからローファットに切替時の正しい理解と対処法

では、ケトジェニックからローファットに切替時の体重増加に対しての対処法はどうすればいいでしょうか。

答えは何もしなくても大丈夫です。一時的に体重が増えても原因は水分です。体脂肪が増えてた訳ではないので、心配ありません。体重もそのうち元に戻ります。

私自身、ケトジェニックからローファットに切替時、体重増加がありましたが、すぐに体重が落ち、前日までの体重の落ちの悪さが改善されています。

実際の外観も見てみましょう。

ケトジェニック中

ケトジェニック中

ローファット切り替え後

ケトからローファット時に切り替え後

ローファット切り替え後も見た目が変わず、脂肪が乗っていない感じがわかります。

ケトジェニックからローファット切替時の体重増加は、一時的であり、自然と体重が落ちてきます。ただ、久しぶりの炭水化物といって、食べ過ぎには気をつけましょう。

ケトジェニック又はローファット切り替え時のQ&A

ケトジェニックとローファットはどちらから先に行った方がいいですか?

ローファットから始めて、ケトジェニックダイエットに切り替えるのが一般的です。

体質的にケトジェニック、もしくはローファットダイエットが合うとかありますか?

現状、遺伝子型やインスリン分泌パターンに基づいて、どの食事法が合うという決定的なデータはないそうです。詳しくはこちら

ケトジェニックからローファットダイエットに切り替えた時に体重が増えるのですが、対処法はありますか?

ケトジェニックからローファットダイエットに切り替えた時、一時的に体重は増えます。体脂肪が増えた訳ではないので、焦らず自然と体重が落ちのを待ちましょう。詳しくはこちら

まとめ

ダイエットには様々な方法が存在し、その中でも特に人気のあるものがケトジェニックダイエットとローファットダイエットです。これらの方法は全く異なるアプローチを採用していますが、それぞれのメリットを活用しつつ、交互に使用することで最大の効果を得ることができます。

一般的には、ローファットダイエットから始めてケトジェニックダイエットへと切り替えるのが良いとされています。

しかし、ダイエット法を切り替える際には注意点もあります。

特に、ケトジェニックダイエットからローファットダイエットへ切り替えるときには、糖質を再び摂取することによる血糖値の急上昇に注意が必要です。急激な血糖値の上昇は、血管を傷つける可能性がありますので、切り替えをスムーズに行うためには、糖質の摂取量を少しずつ増やしたり、低GI食品を取り入れるなどの対策が必要です。

また、ケトジェニックからローファットへ切り替えた際には一時的な体重増加が見られることがありますが、これはグリコーゲンとその結合水分の増加によるものであり、体脂肪が増えているわけではありません。そのため、体重の増加を気にする必要はなく、久しぶりの炭水化物の摂取による過食にだけは注意が必要です。

以上のように、ケトジェニックダイエットとローファットダイエットはそれぞれ独自の利点があり、それぞれの特性を活かしながら適切に切り替えを行うことで、健康的で効率的なダイエットを実現できます。重要なのは、自分の体と健康状態を考慮に入れ、バランスの良い食事と適度な運動を心がけることです。

アイランドふみ
ホームトレブロガー
ダイエット検定1級・2級という偉大なる称号を手にした、あなたの信頼できるダイエット博士。

結婚後の"新婚太り"との闘いをきっかけに、自宅にホームジムを作り上げ、十数万円という財布からの痛みを乗り越えて筋トレ・健康器具を研究。

コンパクトだけど効果的なホームジム器具の選び方と、科学的根拠に基づいたダイエット方法をみなさんに共有します。
記事内に広告を含む場合があります。

このサイトのページには「アフィリエイト広告」などの広告を掲載している場合があります。消費者庁が問題としている「誇大な宣伝や表現」とならないよう配慮し、コンテンツを作成しておりますので、ご安心ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次